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沼津市E様邸配筋検査【あひる住宅三島】|2024年11月10日

木造軸組工法で建てる新築住宅の「配筋検査」は、基礎部分において行われる重要な工程です。これは、基礎の強度や耐久性を確保し、建物全体の安全性を確保するために必要です。以下に、配筋検査の概要とポイントを説明します。


配筋検査とは?

基礎のコンクリートに埋め込まれる鉄筋が、設計図どおりに正しく配置されているか確認する作業を指します。配筋が適切でないと、基礎の強度不足やひび割れの原因になるため、住宅の耐震性や長期的な安全性に影響します。


検査の対象と主なチェックポイント

1. 鉄筋の配置

  • 設計図どおりに鉄筋が配置されているか確認します。
  • 鉄筋の間隔(ピッチ)が規定どおりかどうか。

2. 鉄筋の太さ

  • 使用されている鉄筋が設計で指定された太さ(径)であるか確認。

3. 鉄筋の継手と重ね継ぎ

  • 鉄筋を繋ぐ場合の重ね継ぎ長さが、基準に適合しているか(一般的に40~50倍の鉄筋径が必要)。

4. コンクリートのかぶり厚さ

  • 鉄筋と型枠や地面との間に設ける距離(かぶり厚さ)が適正であるか。
    • 一般的な木造住宅では、かぶり厚さは50mm程度が基準。

5. スペーサーの使用

  • 鉄筋の高さやかぶり厚さを維持するためのスペーサー(サポート材)が適切に設置されているか。

6. サビや汚れの有無

  • 鉄筋に錆びや泥汚れがなく、コンクリートとの付着性が損なわれていないか。

検査の実施時期

  • 配筋検査は、コンクリートを流し込む(打設する)前に行われます。このため、検査後すぐに次の工程に進められるよう、施工スケジュールを調整することが重要です。

検査を誰が行うのか?

  1. 施工業者による自主検査

    • 一次的に施工業者自身が確認します。
  2. 第三者機関による検査

    • 建築確認申請に基づき、確認検査機関や設計者が検査を行います。
    • 建物の強度や安全性に関わる重要な工程なので、第三者による客観的な検査が推奨されています。

検査結果の記録

検査の結果は記録として保存され、建築主に報告されます。写真撮影を行い、後々のトラブル防止や証明としても利用されます。


注意点

  • 設計図面の確認: 設計図と現場の鉄筋配置が一致しているか、事前に理解しておくことが大切です。
  • 信頼できる施工業者の選択: 経験豊富で信頼できる業者を選ぶことで、トラブルのリスクを最小限に抑えられます。

 

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